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大正末期か昭和初期頃、またはそれ以前に作られた留め袖です。専門家ではないので時代の特定は時には間違っているかもしれません。
この着物を手に入れたのは、10年程前、当時かなり高齢の方から譲り受けました。
その方が婚礼の際に数々の着物と共に持参されたものだと思います。
全体が優しい色調で哀愁さえ感じさせます。着物全体に様々な花も描かれています。
このような図柄の場合は牡丹の雌しべのみに刺繍がほどこされているものが多いです。
やはり東洋では花の女王として愛でられていたからでしょう。
縮緬の長襦袢
こちらもかなり古い時代のものですが上記の留め袖よりは時代が下がると思います。使われている染料の種類が異なります。
この長襦袢は鬼しぼ縮緬と呼ばれ、しぼ(布全体がでこぼこするように織られている)が大きく高級な縮緬です。裕福なお宅のお嬢さんが身に着けられていました。
帯から作ったバッグ
以前のブログでも紹介したものです。牡丹と白い孔雀がコラボした華麗なビンテ-ジのものですが、帯としての出番はないのでバッグとして蘇らせました。
現代の振り袖
図柄は古典的なモチ-フです。
この振り袖姿を成人の日に見かけたら、ひときわ目を引くと思います。
とは言え、この着物は化学染料を使い、型を使ってモチ-フを染めているので、全体の表現が固く感じられます。
私がリスクはありますが、ビンテ-ジの着物を洋服に蘇らせたい理由をこのペ-ジで理解して下さると幸いです。
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