衣食住が豊富な今ですが、かつて全てに事欠く時代には布の端切れさえ大切にしまわれてきました。
上記の画像の布は、たぶんそんな時代に作業着として履かれていたズボン(たつけ)の部分です。
裏側は様々な大きさの藍染め布が破れた部分に貼られています。
前回同じようなズボンと上着からジャケットを作成しました。
この時も新たに補修をしたり、足りない箇所は同時代の藍染め布を加えて一着のジャケットが出来ました。
随分日にちを要しましたが、今回はこのボロ布に合う手持ちの布の出番も多く、苦心しながらも楽しく作成してゆきます。
新たな年も近づくこの頃、貧しかった時代に夫や家族を思いながら、薄暗い電灯?の下で針を持った女心・・・に思いをはせつつ、新作のジャケットのイメ-ジを膨らませようと思っております。