昨日NHKの番組で1999年に放映されたフジコヘミングの再放送を観ました。
19年前、確かに見た記憶があります。
今や世界中にファンと持つ彼女ですが、幼少期からリストの曲を弾く為に生まれてきた!と言われながら、50年以上不遇の年月を経て60歳を越えた1999年、この番組をきっかけにクラシック界に姿を見せる事になりました。
「神様のいたずら・・」と彼女は語っています。
30歳の時に留学先のベルリンでデビュ-コンサ-トを控えての直前、聴覚を失いキャンセルをしなければならなかった。「悪魔のいたずら」と彼女は述懐しています。
18年前の1月30日 私の母は亡くなりました。
フジコさんの画像をしみじみ見ていますと、なんとなく母の姿に似ているなぁ・・・と思いながら書いています。
母の死。失意の私。
親友は2月の私の誕生日に合わせてフジコのコンサ-トチケットを用意して下さり、共に聞きに行きました。
友の真心、そして染み入るピアノの輝き。
数日、ちょっとブル-な気分が続いていたところに昨日この放送を見る事が出来ました。
良い事ばかりじゃ、つまんない。
悲しい、メランコリ-な時があっても素敵じゃない!